【富士通レディース】第2日(19日・千葉東急セブンハンドレッドC西=6635ヤード、パー72】
イ・ナリ(韓国)が67をマークし、通算6アンダーの138で首位に立った。4バーディ、1ボギーの69で回った熱海出身の渡辺彩香(20)=ユビテル=が1打差の単独2位につけた。さらに1打差の3位に17歳でアマチュアの高橋恵(長野・佐久長聖高)、酒井美紀ら4人が続き、初日首位の馬場ゆかりは通算3アンダーの7位に後退した。横峯さくらら4オーバーまでの59選手が決勝ラウンドに進出した。
前日の8位から首位と1打差の2位に浮上したのは、ツアールーキーの渡邉彩香。「アイアンが凄く良くなって来たんですけど、今週は無理をしないでグリーンのセンター狙いがテーマ。ロングパットの距離感も良く、安心してアイアンが打てました」と笑顔。昨日以上の強風が吹いた2日目だったが「距離も合っています」とショットのキレに陰りは無かった。この日は高校生のアマチュア選手2人とのラウンド。「プロの試合でアマチュア2人と回るのは初めてですし、自分が組で最年少というのも初めて。2人とも良いプレーだったので、私も負けられないと思いました」と2人の溌剌としたプレーに、自然と闘争心が生まれた。「今日は逆に2人に引っ張られる形で良いゴルフが出来ました。後半ボギーが出なかったし、私自身も成長していると思います」と自身も手応えを感じたラウンドだった。
先週、静岡県で行われた『スタンレーレディス』では「地元ですし、好きなコース」と上位フィニッシュを狙って挑んだものの、結果は予選落ち。「仕方ないと思いました。でもあれで思いっきり行こうと踏ん切りがつきました」と今週は270ヤードを誇るドライバーの平均飛距離を武器に、粘り強いゴルフを展開。「2日終わって1打差なので楽しみ。明日は緊張するとは思いますけど、スタートホールがパー5なので、ひと振りすれば大丈夫」と頼もしい言葉が帰ってきた。現在賞金ランキングは67位とシード権も気になる位置だが、この勢いなら“優勝”の2文字も遠くはない。
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